年金制度改正法が令和８年４月より順次施行となります
2025年11月21日
年金制度改正法が成立したことにより、年金制度が大きく変わります。令和８年４月より順次施行となりますが、今回は人事担当者必見の、労使双方に直結するものを抜粋してご紹介いたします。※令和７年１１月２１日現在の情報です。
イ 社会保険加入の拡大
従来： ５１人以上の企業が適用対象
・賃金が月額８.８万円（年間１０６万円相当）以上
・２０H以上/週の所定労働時間
・学生でないこと
改正： ５１人以上の企業が適用対象⇒段階的に撤廃
賃金が月額８.８万円（年間１０６万円相当）以上⇒撤廃
・２０H以上/週の所定労働時間
・学生でないこと
ロ 在職老齢年金の見直し 令和８年４月～
従来： 給与と老齢厚生年金の合計が５０万円以上の場合、
老齢厚生年金が調整される
改正： 給与と老齢厚生年金の合計が６２万円以上の場合、
老齢厚生年金が調整される
ハ 標準報酬月額の上限の段階的引上げ（厚生年金保険等） 令和９年より順次
従来： 標準報酬月額の上限６５万円
改正： 標準報酬月額の上限６８万円【令和９年９月】
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標準報酬月額の上限７１万円【令和１０年９月】
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標準報酬月額の上限７５万円【令和１１年９月】
本改正は、所得再分配機能の強化等により高齢期における生活の安定を図るための施策です。
ご不明な点等ございましたら当社までご連絡ください。よろしくお願いいたします。
